2019年7月26日に実行しました。今回の登山は剱岳を登頂し、早月尾根を下山するルートをとります。以前1998年に扇沢駐車場で車内泊し、始発を利用して日帰りで剱岳往復をしましたが、今回は時間、安全の観点で剣山荘に宿泊する計画としました。
関西方面からは始発の新幹線で名古屋に行き、特急しなのを利用して松本に行き、松本からは大糸線で信濃大町駅(10:20)に行きます。更にアルピコ交通長野にて扇沢駅(11:10)に行きます。
扇沢駅からまずは関電トンネル電気バスで黒部ダム(11:45)に行きます。登山の拠点として何度も訪れていますが、毎回感動を引き起こすと共に先人達の御尽力に感謝の気持ちを抱きます。



反対側には黒部湖が見えます。2001年に高天原山荘~赤牛岳~奥黒部ヒュッテ~平の渡~黒部湖畔遊歩道を経て下山したことがあります。この中で、黒部湖畔遊歩道は曲者です。またいつかレポートできたらと思います。
ダムには道路が敷設されており、周辺の景色も楽しめます。


黒部第四ダムは戦後の電力特需を見込み、関西電力が地元住民の理解を得ながら様々な困難を伴う難易度の高い工事を克服して築き上げた水力発電所です。破水帯があり、真夏でも4℃の水流に震えながら、様々な危険と隣合わせの作業を長期間にわたり遂行されました。黒部の太陽やプロジェクトXでも取りあげられました。
先ほどの道路を渡り、ケーブルカーにて黒部平に向かいます(12:25)。
https://www.alpen-route.com/area/kurobedaira.php
何度も来ていますが、毎回写真を撮ってしまいます。ここに来ると周りの景色から標高が高くなったのを感じます。





https://www.alpen-route.com/area/daikanbo.php
このエリア、扇沢→種池山荘→鳴沢岳→赤沢岳→スバリ岳→針ノ木岳と縦走すると劔岳と共に良く見えます。そのコースは1999年に縦走しました。人が少なく、穴場コースです。こちらもいつかレポート出来たらと思います。
今回は急ぐので、寄り道せず立山トンネル電気バスで室堂ターミナルに向かいました(13:10)。
結局乗継の待ち時間込みで扇沢~室堂は2時間くらい見た方が良いですね。乗り物メインですが、意外に身体の負担になりました。
さて、室堂平一帯は遊歩道が整備されており、平日にも拘わらず大勢の観光客で賑わっていました。ここからミクリガ池→雷鳥平→剱御前小舎→剣山荘と進んで行きます。ここに来ると開放感に浸ると共にさぁこれから登るぞ!っと気合が入ります。
雷鳥平までは緩やかな起伏で登山と言うよりは快適な散歩が楽しめます。
大勢の観光客
しっかりした遊歩道

立山連山

ミクリガ池
雄大な連山を眺めながら歩いて行きます。



雷鳥平が見えて来ました。


雷鳥平のテント場(13:40)
一般の観光客はここまで。ここからは本格的な登山道で、剱御前に登って行きます。標高差が500m程度あるようです。
雷鳥もいました。
南北中央アルプスを登山する際、概ね2回に1回は遭遇します。稀に通路に蹲って警戒していないのか、警戒し過ぎて動けなくなっているのか分からない個体もいました。


きついとされた登りも雷鳥の癒やしパワーを受け、大して疲れること無く剱御前小舎に到着しました(14:32)。その小屋は2010年に剱沢雪渓を下り、仙人池、仙人小屋、阿曽原温泉、欅平に下山した際に利用しました。
そのコースは黒部第三ダムを辿る道です。こちらは国家が第一次世界大戦に伴う電力需要の増加を見込んで建設したものです。破水帯ではなく火山帯の下の熱水に苦しむ工事になりました。吉村昭の高熱隧道に描写されております。
こちらもいつかレポート出来たらと思います。
小屋のHPはこちらです。なかなか過ごしやすい小屋でした。ただし、シーズン中は大混雑の印象です。
https://funq.jp/peaks/article/573932/


ここからは高山植物と雪渓を楽しみながら歩いて行きます。劔澤小屋への道は以前経験しているので、今回は間の雪渓の路を進みます。






コバイケイソウの群落です。

剣山荘が見えて来ました(15:12)。お花畑に囲まれています。この小屋も過ごしやすい小屋です。宿泊者のほぼ全員が劔岳登頂予定者で山の話題で盛り上がりました。金曜日でしたが混雑していました。
https://www.kenzanso.com/
ビールで身体を癒やし、その後、周辺のお花畑を散歩しました。


関西を出発する時点では翌日の天気はあまり良くない予報でしたが、ここに到着してから予報が良くなりました。ラッキーですね。
コース全般、雷鳥平までは一般道、そこから先は登山者のエリアです。バラエティー豊富な自然の織り成す景色にただただ感動です。
続きは次回とします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
