2017年8月6日に実行しました。このコースは下りメインではありますが、欅平までの歩きを含めると16km超かつ百貫の大下りを含むロングトレイルになり、侮れません。
しかし、不帰岳避難小屋手前までの高山植物の群落は北アルプス随一の規模であり、また種類豊富で非常に魅力的です。また麓の祖母谷温泉は野趣溢れる名湯です。
白馬村営頂上宿舎で朝食をとり、06:00に出発しました。白馬岳は前日含め何度も登頂しているため、改めて登頂することはなく、そのまま下って行きました。小屋付近も様々な高山植物が目を愉しませてくれます。ハクサンイチゲが一番目立ちますが、タカネウスユキソウ、タカネヤハズハハコ、ユキワリソウなども楽しめます。







祖母谷温泉への分岐から旭岳南面の雪田を横切って裏旭岳を通過します。雪田には赤いペンキでルートのマーキングが施されています。この辺りシナノキンバイも楽しめます。



裏旭岳に到着しました(06:31)。正面に小旭岳、清水岳を望みます。

今度はヨツバシオガマ、コマクサが現れました。



小旭岳に向かいます。シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、バイケイソウ、クルマユリの楽園です。

小旭岳は岩峰を巻いて通過します。ニッコウキスゲ、イブキトラノオ、ハクサンイチゲ、チングルマ、ミヤマクワガタなどを楽しみながら通過します。










清水平に到着しました(07:02)。正面には剱岳などが楽しめます。
砂礫地にはコマクサが繁茂しています。
ここから清水岳に向け、咲き乱れる植物群を楽しみながら進みます。ハクサンイチゲ、ウサギギク、マツムシソウ、イワオウギ、ムラサキサギゴケなどです。








清水岳を越え、清水尾根に入ると池塘が点在し、以降高山植物の群落がフィナーレを飾るがごとく連続します。ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、トリカブト、チシマフウロ、タテヤマウツボグサ、シモツケソウ、ヒメシャジン、チガタチドリ、ニッコウキスゲ、サクラソウなどです。また、雪渓も幾つか楽しめます。
























またこの辺りハクサンコザクラのお花畑が拡がっています。
シラビソやダケカンバの樹林帯に入り、猫又峠を通過すると不帰岳避難小屋です(08:17)。高山植物はここまでで、ここが白馬岳と祖母谷温泉の中間地点になります。
不帰岳避難小屋から不帰岳と百貫山の鞍部までは鬱蒼とした樹林帯になります。
ブナ林に入ると百貫の大下りが始まります。急斜面はジグザグな下りが連続します。途中、やんちゃな猿に会いました。しばらく並走しつつも適度な距離をとり、気づいたら居なくなっていました。

小さな沢や涸れた沢を何本も横切って名剣沢に降ります。名剣沢を渡り、鉄橋に出ますが、手前を右に入れば祖母谷温泉(10:00)です。野趣溢れる大規模な露天風呂はもはや名物です。疲れをしっかりとり、リフレッシュしました。ビールを購入して持参のつまみとセットで楽しみながら屋外で洗濯物を干しました。

ここから欅平までは舗装路を通ります。途中名剣温泉があります。2009年に訪問しました。
欅平から過去に何度か乗車したトロッコ電車で宇奈月に戻り、富山地方鉄道で富山に戻りました。
盆前を利用した二泊三日の登山、ここまで広範囲で高山植物に恵まれたコースは南北中央アルプスをほぼ縦走し尽くした経験からもありません。歩行距離はそれなりにありますが、技術の要求レベルは高くないので、健脚者一般にオススメです。