2015年8月7日~8日に実行しました。この登山は自分にとって特別な登山でした。その年の7月中旬まで約4年半、中国に赴任しており、その間殆ど帰国もままならず、登山はできておりません。まさにわが祖国に戻った最初の盆休みということで、家族との予定がありつつも確保した日程にて存分に登山を楽しみました。
上高地までは神戸方面からは始発のJR、新幹線で名古屋に行き、名古屋からは特急しなので松本に行き、松本電鉄上高地線で新島々に行き、新島々からアルピコ交通のバスにて上高地に行きます。上高地には11時以降の到着になります。新島々~上高地のバスは当時は予約不要でしたが、今では予約がベターのようです。
天候により登山の可否、移動スピードが大きく左右される登山を行うにあたり、山小屋、バスと予約必須となる場所が多くなっているのは非常に残念です。
上高地ですが、過去に槍ヶ岳、南岳、北穂高岳、奥穂高岳、西穂高岳、蝶ヶ岳、焼岳など各種縦走で何度もお世話になっていますが、何度訪れても飽きません。清冽な梓川の流れ、明神池の水面に写る山々、整備された登山道などなど大のお気に入りです。
登山届、昼食等を済ませ、上高地インフォメーションセンター前の広場から奥に進み、カラマツ林の広い道を進み、河童橋に向かいます。河童橋からは奥穂高岳が正面に見え、右手に前穂高岳への吊尾根、左手に西穂高岳に向かう稜線が見えます (12:25) 。槍・穂高方面に向かう分岐となる横尾までは整備された広い道が続いています。


横尾までは3㎞程度ごとに山小屋があり、休憩にも利用できます。上高地ビジターセンターの前を通り、小梨平キャンプ場に入ります。周辺はシナノキ、サワグルミ、トウヒ、イチイの木が観られる豊かな森で、森林浴にうってつけです (12:35) 。


そのまま進んで行くと突然視界が開け、下白沢の白い砂礫が広がる広場が現れます。明神岳を見上げ、池の畔を通って明神館に到着します。
初めて訪れた際は参拝や食事も楽しみました。奥には穂高神社奥宮があります。
間もなく白沢出合に到着し、徳本峠への分岐が現れます。分岐を右折するとこれまでの喧騒が嘘のように静かな路に変わります (13:20) 。

1㎞ほど進むと林道が終わり、本格的な登山道になります。徐々に斜度が増し、沢音を聞きながら登っていきます。途中水場もありますが、枯れている時期もあるので麓での給水を推奨します。しばらく歩き、後ろを振り返ると明神岳が現れます (13:59) 。

水場を過ぎると笹の生い茂った斜面を九十九折りに登るようになります。左手のなだらかな道を進み、斜面を横切り、徳本峠に向かいます。

徳本峠からは穂高連峰の岩峰が樹林の上に望まれます。今夜は徳本峠小屋に泊まります。2005年9月に新島々から岩魚留小屋跡(現在再生プロジェクトあり
)を経て登り、泊まったことがあります。岩魚留小屋周辺はベニヒカゲという珍しい蝶の貴重な棲息地になっています。高山植物に囲まれた水場付近に群れを見つけました。そのときは大滝山を経て蝶ヶ岳に行き、長塀山を経て上高地に下山しました。当時からは改修された過ごしやすい小屋になっています (14:22) 。なお、今回は5年ぶりの登山でしたが、ホテルのジムで運動を継続した成果もあり、まずまずのペースになりました。ホッとしました。

この小屋は大正時代から続く非常に歴史のある小屋です。以前は宿泊者が非常に少ない穴場的な小屋であったようですが、西暦2000年前後から人気が急騰しているようです。2005年に利用した際は廊下で寝られる方もいました。テント場もほぼ隣接しているので、夕食後穂高連峰の山並みをみんなで眺め、それぞれの山への思いを共有しつつ、翌日に備えました。







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