エンジニアの息抜き

登山、旅行、読書、ランニングを趣味で楽しんでいます。

六合石室〜烏帽子岳〜大岩山〜烏帽子岳〜日向山〜尾白渓谷駐車場縦走

2019年8月11日に実行しました。六合石室で朝を迎えました。先客の内の1人は深夜に出発し、仙丈ヶ岳方面に向かいました。

もう1人の方と大岩山まで同行することにしました。ナビが無いため、初めてのエリアに行く際は心強いですね。このコース、鋸岳に行かなくても大岩山まではバリエーションルートに設定されていました。

朝食はそれぞれ持参した材料で調理して雄大な景色をバックに楽しみました。幸い天気に恵まれ、本日の山行が非常に楽しみになりました(05:00)。
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三ツ頭に向かいます。歩き始めから踏み跡程度の路に悪戦苦闘しました。所々眺望が楽しめますが、あまり楽しむ余裕がありません。もちろん誰にも会いません。
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登山ブログに記載のあった「尾根を外れなければ問題無い」との言葉をいつの間にか忘れてしまい、目指すべき尾根から外れ、別の尾根に向かってしまいました。

しかしながらその尾根に達すると素晴らしい眺望に魅了されました。

甲斐駒ヶ岳からの稜線
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奥に仙丈ヶ岳
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荒々しい鋸岳の稜線
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八ヶ岳方面
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またまた鋸岳
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またまた仙丈ヶ岳
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烏帽子岳に到着しました(06:09)。
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山頂付近は岩場ではあるものの、座りやすく、ランチに適します。
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もう一度甲斐駒ヶ岳からの稜線
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三ツ頭には到達できませんでしたが、正規のルートに戻り、ホッとしました。ここでとんでもないランナーに会いました。
山で抜かれるとしたら決まってトレイルランの方ですが、この方は深夜0時に竹宇駒ヶ岳神社を出発し、標高差2200mの黒戸尾根を通って甲斐駒ヶ岳を登頂し、夜通し走り続けて僅か6時間でここ烏帽子岳まで来たとのこと。北アルプス朝日小屋から1日で親不知海岸に下山した際に気狂い扱いされましたが、前日には1日で親不知海岸から朝日小屋にトレイルランで登って来たランナーに会っています。今回の方もそれに匹敵するペースです。

お互いの健闘を称え、しばし歓談後、ランナーはハイペースで下って行きました。

烏帽子岳からはしばらく怒涛の下りが続きます。ただし、幸か不幸か全くバリエーションルートとは思えないしっかりした路です。勾配が急なのと多少岩場がある程度です。恐らく麓からのアクセスが遠いことと甲斐駒ヶ岳から烏帽子岳までのルートが不明瞭で険しいことから設定されたと推察します。そのまま谷まで降りきりました(07:50)。
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降りきると景色は一変、大岩山へは鎖場とロープが長区間続きます。まるでアスレチックのようでした。ただし3点支持を徹底すれば問題ありません。
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バリエーションルートを楽しみながら大岩山に到着しました(08:22)。

ここでお互いの登山含めた旅の安全を祈りつつ、それぞれ自分のペースで山行することにしました。感謝を伝えて別れました。
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ここからも下りが続きます。途中鞍掛峠への分岐があるので、鞍掛山に向かいます。しかし、一旦下って登り返すこのコース、鞍掛山への登りが非常にハードでした。侮れません。この山行で最もきつく感じました。身体にムチを打ち、何とか山頂に到着しました(09:39)。
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もう少し歩くと展望台があるので、そのまま進んで行きます。しかしながら既にガスが発生し、眺望は楽しめません(09:45)。ガスがなければ甲斐駒ヶ岳が臨めるとのことです。
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ここでジェットボイルを用いてショートランチを取りました。さすがに疲れました。

鞍掛峠の分岐に戻り、日向山に向かいます。途中大岩山まで同行した方に会いました。ルートとガスの状況を説明して別れました。

ナビが無い中、ここからのルートが意外にもやや不明瞭で、標識の無い分岐に戸惑いました。地図を頼りに自信無く進んでいると、急に周囲が明るくなりました(12:14)。日向山の標識が見え、一気に元気になりました。
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この明るさは太陽の光と言うよりは白砂によるものです。この山特有の光景です。標識に従い、日向山に向かいました(12:28)。
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ここに入るまではどなたにも会いませんでしたが、この山に近づくと一気に人が増えます。家族連れやカップルもおられました。甲斐駒ヶ岳から来た旨を伝えると一様に尊敬されました。ガスにより眺望は楽しめませんでしたが、アクセスと眺望のポテンシャルから人気があるのも頷けます。

ここからは気力を振り絞って下山します。一般登山道もあれば舗装路、木道、木製階段ありました。とにかく大勢の観光客に挨拶しながらトレイルランのペースでひたすら下って行きました。

標高が下がるに連れ、暑さが堪えて来ましたが、清流が見えて来ると一気に活力が湧いて来ました。尾白渓谷駐車場には13:15に到着しました。

喉の渇きから途中のキャンプ場の自販機で500mlの炭酸水とブラックコーヒーを浴びるほど飲みました。

さて、風呂に入りたいので、頑張って尾白の湯まで歩いて行きました。

https://www.verga.info/onsen

2日分の汚れを落とすことと疲れた身体を思いっきり癒やしました。温泉に併設されたレストランで鶏もつ煮定食をいただきました(14:12)。温泉のバラエティー、併設されたレストランと、十分に楽しめます。時間があれば、付近にウイスキーで有名な白州の工場がありますので、訪れてみても良いと思います。https://www.suntory.co.jp/whisky/hakushu/
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非常に美味しかったです。

その後タクシーにてJR長坂駅に移動し、JR中央本線にて塩尻に、そこから特急しなの、新幹線で神戸方面に戻りました。電車でビールと特産品を楽しみました。

今回のコースは12時間以上のロングコースに加え、バリエーションルートでもあり、当然のことながら熟練者向きになります。鋸岳に登れなかったのは残念ですが、素晴らしい眺望と変化に富む稜線で、非常に歩き甲斐のあるコースと言えます。