2020年12月24日に実行しました。
やりたくない管理職就任を受け、失意の下、最後の有休を取得して自暴自棄気味の登山になりました。実際に業務を担っていますが、責任が重く、有休は無く、休日出勤もあり(昨日も出勤)、日々の残業も含め、周りからは割に合わないと囁かれる境遇です。まあ、受けたからには定年まで頑張り、定年後(だいぶ先)に好きな活動を思う存分楽しみたいと思っています(強がり)。
上桐生へはJR草津駅からバス(帝産湖南交通)が出ています。1〜2本/1時間程度の本数です。
登山口には9:30頃到着しました。湖南アルプスのマップと共に広い駐車場がありますが、冬の平日ということもあり、あまり人はいません。3グループくらいでした。
谷川に沿って登って行きます。所々滝もあります。夏だったら快適な谷川沿いの路と言えそうです。
歩きやすい路を順調に進み、鶏冠山には10:25に到着しました。残念ながら眺望はあまり利きません。
北方縦走線に沿って天狗岩に向かいます。琵琶湖の眺望のみならず、大小さまざまな奇岩に出会える快適な縦走路と言えます。岩は眺めたり、登ったり、潜ったりと、いろいろ楽しめました。
天狗岩が見えて来ました。
天狗岩からの眺望です。
抜群の景色を堪能し、更に登って行くと、何やらやたらと標識がある白石峰に到着しました(11:29)。
続いて茶沸観音に向かいます(11:33)。
竜王山に向かいます(11:43)。眺望はまずまずです。広くはありませんが、空いていたのでここで簡単にランチを済ませました。
水晶谷線に沿って下山します。しばらくは良い景色です。ただし、足元は風化した花崗岩につき、スリップ起因の滑落に要注意です。
ゴリラ岩です。
オランダ突堤に到着しました(12:54)。
この堰堤は、築造以来100年以上、砂を貯める機能を果たしています。江戸時代においては、山から大量の土砂が流出し、集落をあげて移転せざるを得なかったほどであったようです。明治政府は国の近代化を図るにあたって、土木技術については、ヨハネス・デレーケ等のオランダ人を招聘し、技術の吸収に努めました。オランダ人が採用された理由は、当時の砂防工事の目的が、水害防止以上に河川の水運航路の維持に重点が置かれていて、彼らがこの種の低水工事を得意としていたからのようです。
そのまま上桐生バス停に戻りました(13:05)。
それほど負担なく楽しめる登山ルートです。家族連れでも十分楽しめます。
付近はキャンプ場になっており、気候の良い時期に利用してみたいと思いました。