2024年12月28日に実行しました。
今年も例年を遥かに超える多忙な1年でしたが、向こう5年は会社の大規模投資の趨勢は変わらず、この多忙な状況は変わらないと推察されます。
個人的にはFIRE生活への憧れもありますが、数百億円規模の会社の予算を預かって各種プロジェクトを運営、実行して行く経験は今しかできないことであり、老後の人付き合いを広げて行く上でも多くの示唆を与えてくれる経験として自らの選択として受けとめています。
さて、息抜きとして、その内にと思いながら放置して来た大舟山の登山に挑戦します。大舟山は三田の北側に位置します。マイナーかもしれません。
十倉バス停に登山口がありますが、十倉まで行くバスの便が殆ど無いため、高平小学校前行きのバスに乗り、帰りにも利用する木器(こうずき)バス停で下車し、歩くことにしました。終点まで乗っても良いですが、負荷を担保すべく木器バス停で下車しました(08:06)。
とにかく寒い朝で、手がかじかみました。車道(県道37号線)脇の歩道を北進します。恵まれた天気の下、本日登る大舟山、長閑な田園風景を眺めながらひたすら進んで行きます。男山八幡宮もありました。
十倉バス停(08:54)に登山口を示す看板がありました。
右折して登山路に入ります。
長慶寺入口を横に見て上がり、舗装路が終わったところに獣避けの柵があり、中に入ります。農作物の被害を防ぐためのものなので、確実に閉めて固定しました。
山路に入ると溜め池が3つあります(09:09)。
表面は氷が張っていました。季節柄魚は見えませんでしたが、山からの伏流水が流れ込んでできている池であるため、良い水環境であると推察されます。
ここからようやく本格的な登山路になります。
と言っても非常に歩きやすいです。標識もしっかりしています。
あっという間に山頂への分岐に到着しました(09:34)。
ここからは急登になります。
と言っても歩いた距離が短いため、楽勝です。山頂に到着しました(09:45)。山頂はほぼ360°の大展望です。三田北エリアの田園風景、三田富士などはっきりと眺めることができます。軽く持参したお菓子を食べました。
まずは先程の分岐まで下り、続いて波豆川方面に下ります。急登を逆に下るため、スリップ・転倒に要注意です。特に晩秋以降は落ち葉が路全体に敷き詰められるため、滑りやすくなります。
下山後訪れる大舟寺ですが、敏達天皇の御代、日羅上人が大舟山頂上に築いたのが始まりと伝えられており、跡地が残っています(10:01)。その後弘法大師が来山され、大舟山と自ら筆をとって自然石に彫り、修行道場寺として多くの僧侶を養成されたとのことです。ただ、山の自然環境に恵まれず、1499年に廃寺され、現在の松尾谷に移されたとのことです。
ここからも急下降は続きます。路は広いですが、石ころ路で歩きやすいとは言えません。また標識やテープも少なくなります。
大舟寺の参道として利用された名残から丁石があり、それぞれの表情を楽しめます。
大舟寺跡直近の丁石
何となく広がる登山路
途中遭遇した丁石
舗装路が現れ、やがて民家が現れました。登山口の標識が現れ、さらに最後の丁石が現れるとメイン道路は近いです。
最後の丁石
右手に溜め池を見て、メイン道路との合流点を左折すると波豆川バス停はすぐです(10:29)。意外にしっかりした佇まいです。
先程紹介した大舟寺に行きます。田んぼ脇の路を進むとすぐに到着します(10:34)。樹齢300年のカヤの木は天然記念物に指定されています。
カヤの木
カヤぶき屋根の鐘楼
カヤの木の碑
続いて昼食目当てに木器亭に向かいます。この路も長閑な田園風景が広がります。写真の川は波豆川です。
ひたすら車道を進み、木器亭に到着しました(11:15)。
このお店ですが、地元では仕出しの老舗で、三田米と刺身をメインに身体に優しいメニューを提供しています。おすすめの刺身定食は素材毎に2切れずつ楽しめ、大葉や大根と共に非常に美味しいです。
現金決済オンリーであることと食事スペースの洗練度合は改善の余地がありますが、食事に関しては言うこと無しです。
その後、木器バス停に行き、三田駅に戻り、帰路に就きました。
今回のコースは一般向きです。三田駅からのバスの便が非常に少ないため、十分に計画して取り組む必要があります。山頂の眺望、大舟寺と見所は多数あるため、十分に楽しめます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。