2022年6月26日に実行しました。山そのものの負荷は低いですが、吉野駅からの往復になるため、20km程度の道のりになります。
吉野駅へは近鉄で終点まで行きます(9:55)。時間の余裕に合わせて急行と特急を使い分けたら良いかと思います。
車道を進みます。途中吉野温泉元湯があります(10:14)。島崎藤村が逗留された部屋がそのまま残っており、直筆のメッセージも残されています。源泉かけ流しの温泉やぼたん鍋も非常に高品質です。年末に利用しましたが、観桜期は庭の桜もひときわ良さそうです。
引き続き車道を進みます。如意輪寺に到着しました(10:27)。日蔵道賢上人によって延喜年間に建立され、南北朝時代は後醍醐天皇の勅願寺とされ、楠正行が四條畷の戦出陣前に詣でたようです。裏山には後醍醐天皇の御陵がありますが、今回は時間の関係で如意輪寺の境内のみ拝観しました。
おみくじはともかく、ジュースも販売しています。
登山道に入ります。途中多くの鹿に出会いました。所々眺望が楽しめました。
車道に戻り、吉野水分神社(子守宮)に到着しました(11:00)。豊臣秀吉が子授け祈願をし、その子秀頼を授かったことから、現在の社殿は秀頼が1604年に再建したもので、本殿・幣殿・拝殿・楼門・回廊は国の重要文化財に指定されています。とにかく歴史の重みを感じる見事なパワースポットで、この界隈を訪れる際は必ず立ち寄ります。
車道を進み、金峯神社の入口に到着しました(11:30)。金峯神社は金峯山の地主の神、金山毘古神を祀っています。義経隠れ塔は、追っ手に追われた源義経が身を隠したと言われる塔で、追っ手に囲まれた際、屋根を蹴破って逃げたことから蹴抜けの塔とも言われています。
ようやく本格的な登山道に入ります。
西行庵への路を見送り、百貝岳方面に向かいます。途中標識の無い分岐があります。いずれを採用しても後で合流しますが、左側はブッシュに継ぐブッシュで大変です。行き帰りで路を使い分けても良いですが、モノ好き以外は右側を採用した方が良いです。山と高原地図ではバリエーションルートになっており、ブッシュと記載あります。
車道で相当登っているため、それほど負荷を感じることなく百貝岳に到着しました(12:36)。残念ながら眺望はありませんが、ここでランチにしました。
鳳閣寺に向かいます。路ははっきりしています。
鳳閣寺は真言宗鳳閣寺派の本山で、895年、修験道の中興の祖といわれる理源大師聖宝が真言院を建てられました。この建造物はその理源大師聖宝の廟塔になります。
間もなく鳳閣寺に到着しました(13:26)。意外に良い眺望がありました。また、車道が接続されています。
西行庵に向かいます。所々行きの路と合流しながら進みます。標識もしっかりしています。行きにあった分岐も安全サイドに進み、快適です。14時過ぎに到着しました。西行終焉の地と言われ、隠棲に適した場所ですが、ここは眺望抜群で、あずま屋もあり、ピクニックに向いています。観桜期は穴場かもしれません。
金峯神社方面に向かいます。所々良い眺望が得られます。
いつか大峯奥駈道にトライしたいです。
車道を下山します。途中高城山に立ち寄ります(15:14)。
公衆電話があることで有名な合流部にある静亭に寄り、吉野葛のアイスを楽しみました(15:35)。これ程魅力的なスポットに恵まれる吉野ですが、観桜期以外は閑散としており、不安になります。
車道を進み金峯山寺に立ち寄ります(15:50)。修験道の根本道場として大いに栄えてきました。創建以来、幾たびも焼失と再建を繰り返し、現在の建物は、1592年に再建されたものとのことです。
更に車道を吉野駅に向かいます。七曲の路は歩行者にはショートパスがありました。吉野駅には16:00過ぎに到着しました。駅付近は多くの店が営業しています。地ビールを購入しました。
特急であべの橋駅に戻り、友人が勧めるロバートに行きました。6月は日が長いので、18時過ぎでもかなり明るいです。美味しくいただきました。
全般的に名所に恵まれ、登山だけでなく観光含めて楽しめます。