2021年2月7日に実行しました。京都市内の地下鉄で国際会館駅に行き、そこから京都バスで野村別れに行きます(9:10)。バス停付近にコンビニがあるので食料を調達し、東方面に登って行きます。長閑な田園風景です。
まずは仰木峠に向かいます。路はしっかりしており、季節柄殺風景ですが、ある歩きやすく、30分程度で仰木峠に到着しました(9:42)。
更に登って行き、水井山に到着しました(10:08)。木は多いですが、眺望は得られます。
その後は快適な稜線歩きになります。途中玉体杉(10:30)があります。ここから御所に向かって天皇のご安泰をお祈りされたとのことです。
所々稜線から良い眺望が得られます。奥比叡ドライブウェイが通っているため、交差する場所では通行注意です。最後にドライブウェイを潜り、比叡山延暦寺の西塔エリアに入ります。
最初に釈迦堂に入ります(10:53)。伝教大師ご自作の釈迦如来を本尊とし、西塔の中心をなすお堂とのことです。信長の比叡山焼討後、豊臣秀吉が大津の三井寺から移したもので、山内最古の建物とのことです。
続いて常行堂・法華堂に入ります(11:00)。
二塔で構成され、向かって左が阿弥陀如来を本尊とする常行堂、右が普賢菩薩を本尊とする法華堂です。1595年の建築物で重要文化財です。
続いて東塔エリアに入ります。
根本中堂(11:16)と文殊楼(11:28)があります。
文殊楼は延暦寺の山門に相当します。慈覚大師円仁が中国五台山の文殊菩薩堂に倣って創建したものです。
根本中堂は延暦寺の総本堂になります。最澄が創建されたものですが、現在の建物は徳川家光公の命で1642年に竣工したものとのことです。
ここから大比叡へはもうひと登りします。ナビを持たず、強引に獣道を登りましたが大きな苦労無く大比叡に到着しました(11:49)。
簡単にランチをとり、修学院駅方面に下山します。開放的な景色が広がります。
途中ロープ比叡駅前を通過します。八瀬からロープ比叡駅までのロープウェイはロープの両端にゴンドラを接続し、ロープを滑車に掛け、モーターで滑車を回すことによりゴンドラを輸送しているとのことです(大阪車両工業製)。モーターが展示されています。
また、付近で瓦投げが楽しめるようです。京都市内を見ながら下山して行きます。
この路も非常に歩きやすいです。修学院駅側の登山口には12:50頃到着しました。
帰りに学生時代より愛用の喫茶築地に寄りました。喫茶ソワレ、カフェフランソワ、スマート珈琲、六曜社と並んで昭和一桁から開業の老舗の喫茶店です。入口の軋む両開きの扉、階段、木製の手摺と、懐かしさを覚えます。名物のウインナー珈琲とケーキをいただきました。
コースが短く、全般的に楽なメニューです。比叡山の観光をメインに取り入れるのも良いかと思います。