2021年5月3日に実行しました。行きも帰りも交通の便が十分ありますが、30km程度のロングトレイルにつき早目の開始が望ましいです。貴船口駅には電車でもバスでも行けます。8時40分過ぎに到着しました。今回ナビ無し登山なので、地図と標識、Google現在地を頼りにした登山になりました。
まず貴船川沿いに貴船神社に向かいます。新緑と清流、川床と見所を楽しみつつ、車道につき車輌には注意して進みます。
鞍馬寺西門です。ここから鞍馬寺に行けます。
貴船神社は水の神を祀る水神の総本宮です。水占いが有名ですが、奥宮に立ち寄りました(9:12)。神々しい雰囲気が好きです。
なおも車道を進み、滝谷峠入口へ。
この路は悪路✕急登で侮れません。
息を切らせながら滝谷峠に到着しました(10:02)。
ここから柳谷峠までの路はバリエーションルートになっているだけあり、テープ、踏み跡が不十分で方角を頼りに進んで行きました。ナビ無しでは迷いやすいです。
倒木地獄もありましたが、今西錦司レリーフ(10:28)を見た時にはホッとしました。
路を確かなものとし、地味な魚谷山を通過し、魚谷峠に到着しました(10:58)。
直接狼峠に向かうルートは迷いマークがあるため、距離ロス覚悟で府道61号に抜ける路を選択しました。
しばらくすると車道になり府道に合流、桟敷ヶ岳に上がる路を探そうとするが、見つけられず、気付いたら祖父谷峠に到着しました。後である登山者のブログを見ましたが、ネットで法面保護された中にひっそりと入口があったようです。ナベクロ峠付近の鉄塔下でランチにしました(12:25)。桟敷ヶ岳の北に位置しますが、ここもまずまずの眺めです。残りの歩行距離から片道30分の桟敷ヶ岳への登頂意欲が薄れてしまいました。
ここからは大谷林道を西進します。大谷峠(13:06)、飯森山(13:11)、天童山(13:34)と進みます。歩き始めて間もなく木こりが伐採作業をされていました。気持ちよく挨拶しました。所々良い眺望が楽しめます。山と高原地図のナベクロ峠〜大谷峠の2:20は誤りでしょうね。
大谷峠、もう到着?
飯森山
良い眺めが続きます。
天童山
ところがそこからの下山に失敗、林業の路に迷い込み、最終獣道で下山しました。これもナビがあれば起こらなかったことです。天童山でランチをされていた地元の方に確認するべきでした。しかし、賀茂神社にアクセスするきっかけになったので、良しとします。
賀茂神社(14:20)は由緒不明ですが、1000年以上の歴史があるようです。覆屋には三社が祀られており、賀茂神社、熊野神社、貴船神社が合祀されています。歴史の趣を十分に感じられました。
続いて山国神社に向かいます。既に山路ではなくなり、舗装路を進みます。長閑な田園風景です。
山国神社(14:44)は平安遷都にあたり、御所造営の木材を山国の郷から提供するため、山国を木材を切り出す所と定め、宝亀年間(770年~780年)に本殿が建てられたとのことです。ここも歴史が深いです。
続いて周山に向かいます。国道477号は面白くないため、川沿いを進みます。周山には15:30前に到着しました。コロナでウッディ京北が閉鎖されていたため、当時はバスターミナル付近にあった喫茶店Ma Lieüでブルーベリージェラートを食べました。今は亀岡に移ったようです。
桟敷ヶ岳に到着できなかったのは残念でしたが、全般に歩きごたえのあるコースでした。京北エリアの歴史も非常に楽しめました。気候、天気共に良く、非常に満足でした。