エンジニアの息抜き

登山、旅行、読書、ランニングを趣味で楽しんでいます。

竜王山・綿向山〜御在所岳縦走

2023年8月19日に実行しました。通常の日帰り装備ですが、水は2L以上をオススメします。手頃なエスケープルートが無いため、イハイガ岳への分岐にて敢行と撤退の判断をする必要があります。

御在所岳の下山用ロープウェイの最終時間を考慮し、JR近江八幡駅東側から北畑口のバスは始発を利用しました。途中日野エリアやブルーメの丘を通過します。歴史あるエリアや長閑な田畑、商店街もあります。北畑口(8:41)には登山案内があります。

車道を利用し、北畑集落を経て竜王山の登山口に行きました。アップとして丁度良い運動になりました。標識はしっかりしています。

竜王山山頂までは山頂直下を除くとそれほどきつい勾配はなく、歩きやすいです。写真は千畳平です。

山頂の眺望はありません。少し行くと鉄塔付近に開けた場所がありますが、それほどではありません。ここで10:00くらいです。

山頂から綿向山までは稜線を歩きます。所々展望が開けて楽しめます。しばらくは緩やかな起伏を繰り返します。一方で、後半は急勾配の連続でロープ区間もかなりあります

ここでやや体力を消耗しつつも、綿向山〜イハイガ岳の稜線に到達すると復活、賑わいのある綿向山頂に到着しました(11:15)。ここは眺望が良いです。これから訪れる雨乞岳方面、その他360度の眺望がききます。

イハイガ岳への分岐に戻り、いよいよ今回の山行のメインに入ります。かなりの注意喚起ですが、ナビ、地図を持参することと、迷った際は分かる路まで戻ることを徹底できれば問題ないと思います。イハイガ岳までは開放感溢れる快適な稜線歩きが続きますが、山頂の眺望はありません(11:50)。清水頭までのピークが無いため、無理矢理地名を付けた印象を持ちました。

ここからはルートがやや不鮮明です。ピンクテープとナビを頼りに進みます。途中ザレ場もあり、緊張感も抱きます。しばらく行くと大峠に到着します(12:13)。これからの急登に備え、小休止です。

暑さがピークになる中、ここからしばらく急登が続きます。路が狭くて通りにくく、かなり応えましたが、広い路に出る頃には勾配が緩やかになり、360度の眺望の清水頭に到着しました(13:11)。ここからはこれから行く雨乞岳方面だけでなく、竜王山・綿向山方面も臨めます。かなり応えたはずの身体も歩いた路を振り返ることで元気になりました。食事、休憩スポットとしてオススメです。

ここから雨乞岳までは開放的な稜線歩きが続きます。鹿の生息地であるため、糞が多いです。また、雨乞岳に近づくに連れ、笹が密集してきて、最終的には足元もはっきり見えなくなります。胸くらいの高さになります。中央アルプス最南端の安平路山とは比較になりませんが、それなりにストレスです。途中南雨乞岳を経由します。最後は足元の路面の地肌とマクロの方角を頼りに笹を掻き分けて山頂に到達します(13:55)。イハイガ岳への分岐〜雨乞岳は誰にも遭わなかったが、ここは登山客で賑わっています。なかなかの眺望です。

ここからは東雨乞岳までも快適な稜線歩きです。あっという間にピークに到達しました(14:08)。こちらも素晴らしい眺望です。

ところが、ここから御在所岳までの路が侮れません。おまけに水が不足しがちで、特にクラ谷分岐までの道のりが異常に長い。何度も渡渉を繰り返しながらゴールの見えない区間が続きます。ホーダイのMAPの時間設定(1:10)は全く納得行かなかったです。途中の谷で水を補給しながら何とか沢谷峠に到着(15:25)。体力をかなり消耗しましたが、沢谷峠に到着できたことでかなりホッとしました。付近で迷われる方が多いようですね。なお、この付近の水質も問題ありません。美味しいです。

ここから御在所岳までホーダイでは何故かバリエーションルートになっていますが、ピンクテープを頼りに最後の力を振り絞って御在所岳に行きました(16:02)。特に路に問題なく、バリエーションルートに指定された理由が分かりません。山頂付近は遊歩道、神社と観光スポットが幾つかあります。

その後はロープウェイで下山です。展望台を中心に大勢の観光客で賑わっていました。

麓から近鉄湯の山温泉駅へはバスが利用できます。