2025年7月27日に実行しました。まずは大又までが長い道のりです。近鉄榛原駅(08:18)から菟田野(08:38)まで奈良交通でバスで行き、菟田野から東吉野村コミュニティバス(前日までに要予約)を利用して大又(09:10)に行きます。良い天気です。


途中鷲家以降の道は古き良き日本の原風景を見事に体現したもので、清冽な川の流れ、伝統的な神社、古い家並、その中で展開される人々の営みなど大変感動しました。東吉野村役場や東吉野小学校等もこのエリアの生活を想像させる建物です。
圧巻は丹生川上神社中社です。675年に天武天皇が創建されたもので、御祭神である罔象女神は水一切を司る神様で、水利の神、雨師の神として信仰され、五穀豊穣を願い、旱続きには降雨を、長雨の時には止雨を祈るなど、心からなる朝野の信仰を捧げ、水神のご加護を祈ってきたとされています。
非常に歴史ある神社なので別の機会に上社、下社とセットで訪問したいものです。
https://higashiyoshino.com/pg63.html
さて大又に到着しました。帰りのコミュニティバスの便の再確認を行い、いよいよ登山開始です。開始前に登山口の笹野神社で安全祈願をしました。

ここでナビの記録を載せますが、なぜか途中で記録が途絶えていました。気づいたところで再開しました。紫とピンクをつなぎ合わせたものが今回のコースになります。
さてここから薊岳へは標高差約1000mに及ぶ登りになります。標識はしっかりしていますが、勾配は大き目で高負荷です。開始直後の元気な状態なので問題なく登れました。原生林の生命力を感じながら登っていきました。


大鏡山に到着しました(10:23)。神社っぽいものが見えますが、脚の踏み場もありません。ここで標高1182mです。マップでも迷い易く(過去に遭難事故あり)、あまりオススメされていません。

引き続き薊岳に向かって進みます。路は歩き易いです。


薊岳に向かう途中、室生山系、台高山脈などの山々が眺められます(10:50)。





薊岳の雌岳に到着しました(11:01)。残念ながらは眺望はありません。

一方で雄岳(11:06)からは台高山脈、室生山系の大展望です。ここで標高1406mです。




ここから明神平へは起伏を繰り返します。ヒメシャラ、ブナ、カエデ、シャクナゲが観られます。



そこそこな急坂を登り切ると急に周囲が明るくなります。明神平です(11:45)。





緑溢れる素晴らしい空間で、山小屋もあります(11:52)。ここでランチにしました。
ここまでは途中で1人会っただけですが、ここでは10人程度の方がそれぞれの登山を楽しんでおられました。麓では35℃を超える暑さですが、ここは5℃以上は低く、風も吹いて涼しく感じました。

国見山に向かいます。いきなりの急勾配で、ランチ後であるため身体が非常に重く感じました。小屋を振り返るとこんな感じです(12:09)。
一度歩き切るとスムーズで、その後はスイスイ進んで行きました。歩き易い路で、所々東側に素晴らしい眺望が現れます。国見山に到着しました(12:26)。





山頂は広々としていますが、眺望はありません。国に脅威が迫っていないかを見張るためのピークですが、当時とは植生が異なるのかもしれません。
赤ゾレ山に向かいます。この区間も歩き易く、標識も十分あり、良い路です。所々朝登った薊岳方向、台高山脈北部、室生山系の眺望が楽しめます。



木梶山への分岐はやり過ごし、進んで行くと小池に到着しました(12:44)。少なくともアメンボ、イモリは居るようです。


この辺り、赤ゾレ山のバイパス路ははっきりとしていますが、赤ゾレ山への登りの路は不明瞭です。ナビを頼りに強引に急斜面を登って行くとらしき路と合流しました。
山頂に到着しました(12:49)。午前中登った薊岳、先程登った国見山を含む稜線、更にその奥の山々が楽しめます。ある意味この登山のハイライトとも言えます。
ここでもショートランチにしました。この場所は大変気に入りました。バイパス路を進んでいたらこの眺望を楽しめなかったと考えると、登ってきて良かったと思います。ナビで進めていないのは路が不明瞭だからなのか?







さて、伊勢辻󠄀山に向かいますが、いきなり路が不明瞭です。ここもナビで方向を合わせて樹木を押し分けて進んで行くと合流できます。一度降りて登り返したところが伊勢辻󠄀山です(13:05)。


雲ヶ瀬山に向かいます。ここからが長いんです。急にピンクテープが少なくなり、油断すると路を誤ります。2回コースアウトし、強引に軌道修正して復帰しました。起伏もそこそこ激しくなります。
高見山が見えてきました。

ハッピのタワとそこからの急坂、ここでかなり体力を消耗しました。


ようやく雲ヶ瀬山に到着しました(14:05)。帰りのバスの時間を考慮して、残念ながら本日の高見山は断念することにしました。ここで珈琲タイムにしました。

ここからも意外に路は長いです。ただし、ゴールが近いので冷静に進んで行きました。



高見峠に到着しました(14:33)。

20年以上前の3月に雪道をここまで車で来て高見山に登りました。当時は今よりも体力があり、楽に登り、樹氷を楽しみましたが、車の運転は大変でした。夏訪れるとこんなもんか?とも思いますが、苦労した当時の懐かしさが込み上がって来ます。
小峠(14:53)までは車道を下ります。大峠と小峠を結ぶ旧伊勢南街道が崩落で長らく使用できないためです。所々水場と眺望が楽しめます。眺望は今朝登った薊岳です。随分と遠くに見えます。


高見登山口に降ります。ここから先程通れなかった旧伊勢南街道に合流します。旧市場、すなわち古市があり、石畳の路は趣がありますが、あまり歩かれていないのか蜘蛛の巣が多く、歩き難かったです。





高見登山口に到着しました(15:19)。

向かいの手洗いで更衣を行い、ランチの残りを食べているとコミュニティバスが来ました(15:40)。菟田野まで行きますが、榛原駅行きのバスまで時間があるので、同じくバス道にあるコンビニまで連れて行ってくれました。有り余るサービスで大変感謝しています。またコミュニティバスを利用した登山を楽しみたいと思います。
20kmを超えるロングトレイルにつき健脚者向けです。しかし標高が1400mを超える山域で真夏でも涼しさを感じられ、眺望も十分に楽しめますので一定のトレーニングを積まれている方にオススメです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。